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アーティストへのインタビュー~林孝彦さん
━ 家は小さな町工場をやっていて、両親に遊んでもらうことがないので、記憶と言えば、保育園が休みの日曜、写生大会があると聞くと、会場へ行き、1日絵を描いて過ごしていたことぐらいです。小さな賞状がたくさんありましたので開催の度に行っていたのだと思います。
とはいえ両親も、自分自身も一人でできる時間つぶしとしか考えておらず、特別な意識や関心はありませんでしたので、小学校に上がってからは絵を描くことはなくなりました。子どもの頃、アートと呼ばれるようなものに触れる環境も記憶に残ることもありませんでした。
━ アーティストという意識はありません。自分はつまらないものだと思い悩む青年期、仕事というのは、1個人がいなくなろうともその役割りをしてくれる人はいくらでもいて、おおむね変わらないものだと思うようになって、日々、なおさらにみじめに思えていました。もしも、自分が関わることで存在できるようなたわいのないことで飯が食っていけたなら、それはきっと自分自身で生きていていい人間だと思えるのではないかと考えていました。
━ 円空
?━ ひらめいた!と感じたものは、創作の核にはしないようにしています。
?━ 個人的にはアートの定義は関係しません。自分が表現していることを、何と呼ぶのかは、他者が決める事です。自分のやっていることは、アートと呼ばれるべきことだとも思いません。
?━ 自宅の制作場所と版画スタジオを分けています。版画の工程は、1日単位でやると無駄が多くなり、多くの時間が消えてしまいます。あえて離れたスタジオに1週間から10日という単位でこもって作業します。
?
?━ 私の作品は、見て認識して、なるほどこういうものかと解釈してもらうものではありません。生活を共にして共感が生まれるものを願って制作しています。
このページではテーマを特に限定せずにその時々みなさまにお伝えしたい事柄をピックアップして掲載してまいります。
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