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アーティストへのインタビュー~荻野丹雪さん
聖
抽象
━ 他人様から見れば、ちょっと変わった子供だったかも?
外で遊ぶというより、比較的家の中が多いという。
当時の「少年」「少女」向きの雑誌にやたらと興味を持ち自分でも小説、マンガもどき、はたまた「かべ新聞」を手づくりしては周囲に見せて嬉しがってみたり、挿絵画家の岩田専太郎、下高原健二等にあこがれるなど・・・。
ひょっとして、この頃にアート的なものが私のなかに芽ばえたような?
高学年になるにつれ、その熱は醒めていったものの、再びアート(美術)に燃えだしたのは、高校に入ってからだった。
━ 真剣にこの仕事(デザイン)でやっていこうと決心したのは20才頃。
何がきっかけというより、当時私は絵や字を書く仕事以外は考えられなかった。
それらしい仕事、生活が出来るようになったのは30才も過ぎていた。
グラフィックデザインの仕事をしながら、だんだん書の道に傾注。
書的なものを活かしたデザイン。デザイン的要素をもった書作品(墨象)が私のライフワークとなっていった。
━ 基本的には元師匠であった榊莫山。
その他書家、抽象作家の複数の先輩方。
━ 頭の中を空にして白い画面(紙)に無心で向かいあっている時。
街や自然のなかで、ふとした光景を目にした時。
━ およそ機器類には縁がない(あるといえばパソコン、コピー機程度)都会のマンションの一室で、朝10時頃から夜10~11時頃まで。何もすることがなければ、ぼーっと。退屈はしない。自称「街閑處」
━ 条件、制約のあるデザイン(商業書道)は私の主観だけでは通用しない。それに対し、アートとしての書(抽象)は比較的独断と偏見が許される。むしろ人の眼点を気にせず、作家独自の世界であるべきかも。
その目的や価値観の異なる二つの世界のバランスを活かしながら、共に通じる古典を基本に墨の神秘性と現代的感性を大切にしたいと思う。
━ 形のないものから、何らかの形をつくる。最初にイメージや言葉、文字があって、それをどんどん膨らませることによって、いかに人々の五感にうったえることが出来るか・・・。
━ 既成概念で理解、判断されることよりも、その人なりの自由な感性で観ていただけることを願う。
このページではテーマを特に限定せずにその時々みなさまにお伝えしたい事柄をピックアップして掲載してまいります。
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